学習者中心の教育実践プログラム STEP1 春が開講しました!/インターンブログ #1

皆さま初めまして。
ブリッジラーニングのインターン生、ヤマケンと申します。
現在、大学で国際関係を専攻しつつ、日本の教育改革について日々探求しております。

「学習者中心の学びの環境を創る」を掲げるブリッジラーニングの理念に共感し、思わずプログラムに参加を志願しました。そんな出会いから、5月よりインターンとしてプログラムに参加しています!

先生方の現場での経験から学び、大学生である自分自身の視点から気づきを還元できるよう、頑張りたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。


先日、5月21日の日曜日に、”学習者中心の教育実践プログラム STEP1 春”の第1回プログラムが開催されました。
プログラムで行われた内容や先生方のリアクション、そして私自身がインターンの立場から感じた点について、ここで紹介させていただきます。
どうぞ、お読みいただければ幸いです。

以下に、第1回プログラムの主要な内容をまとめています。

  1. チェックイン:30秒で自己紹介、自分の意外な一面を紹介します。
  2. ジャーナリング:自分の思いをありのままにノートに記します。
  3. 自分を表す一文字:自分を象徴する漢字一文字を書き、紹介します。
  4. ストーリーテリング:5つの問いに思いつくままに答えます。自分の大切なストーリーを共有することで、自分の想いに改めて気付き、また互いの思いを理解して、こうありたい未来の学びの姿を共有します。
  5. コラボレーション:学びの主人公である一人の児童生徒を想定し、その人を知ること・可能性を信じることに重きを置きながら、人物像を記入して共有します。その生徒とのエンパシーインタビューが次回までの課題です。

私、ヤマケンがインターンとしてこのプログラムを体験して感じたことをまとめます。

私自身も先生方と一緒にストーリーテリングに参加しました。先生方が語った言葉の中に、

生徒は実際に満足していたにも関わらず、”きっと思い通りに行かなかったんだろう”という前提で接してしまった。教師の理想を生徒に押し付けてしまった。

というような内容がありました。

そして、多くの先生方が「良かれと思って」、「こういう子だと認識してて」、と自分の価値観を押し付けることに悩んでいることに気付きました。
それをアタマではわかっていても、いざ児童生徒を前にして行動をとると、理想通りに動けないということも。

これは先生・生徒間だけでなく、日常生活でも家族や友人、同僚などとの関係でも共通の課題です。
自分の価値観を押し付けてしまうことを自覚したとき、自分の行動や思考を客観的に見つめ直すことが重要だと痛感しました。
そして、傾聴することがこの課題に対する第一歩だと思いました。

全体を通して、先生も1人の人間なんだ、ということが私にとっての新しい気づきでした。

自分自身が学生の頃を振り返ってみると、先生という存在は、接点のある数少ない大人だったこともあり、絶対的存在のように見えていた節がありました。
しかし、先生は聖人君主ではなく、みな人間として、同じように人とのコミュニケーションに悩み、もがきながらも必死に考えて、生徒に本気でぶつかっていたのだなあと気づきました。

「全部」じゃなくていいし、「最大」「最高」じゃなくていい、
「最善」「改善」のマインドセットを持っていたい

とおっしゃった先生がいました。

完璧主義に囚われがちな私にとって、大いに参考になり、その先生がとても素敵でかっこよく映りました。

「全部」「最大」「最高」の完璧にこだわるのではなく、
常に児童生徒にとっての「最善」を目指して「改善」を重ねていくマインドセットは、見習っていきたいです。


ブリッジラーニングのプログラムは、安心安全な雰囲気の中で、先生方が語るシーンが多くあります。
実際に出た先生の感想に、以下のようなものがありました。

ぼんやりと気づいてはいたが、言語化して説明することで、自分の中で明確に見えたことがあった。他の先生の話を聞いて、同じ悩みを持つ人もいるんだ、と安心もできました。

先生も、1人の人間。
つまずくことも、悩むことも、不安を感じることもあります。

それを共有し、一緒に考え、最善を目指して改善を続ける、そんなブリッジラーニングのコミュニティが、現代の日本の先生方にこそ必要だと、私は強く感じています。

ブリッジラーニング インターン
ヤマケン

投稿者: ブリッジラーニング事務局

ブリッジラーニングでは、先生方が学び合いを通じて「学習者中心の学び」の実践力をつける講座や勉強会を開催しています。

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